新宿区の家賃相場

新宿区と聴いてまず一番に思い出すのは、歌舞伎町ではないでしょうか。前項で新宿区の人口比を見てみましたが、住民基本台帳から見えてきたのは、新宿に住んでいる人の大半は15歳~64歳であり、その中には歌舞伎町で働く方達ももちろんいるでしょう。
とは言え新宿区には歌舞伎町の他にもグルメの街・神楽坂や、コリアンタウンで知られる新大久保。それに学生が多い高田馬場に街全体がどこかのんびりとした四ツ谷もあります。ちなみに新宿区の家賃相場は筆者が予想していたとおり高く、1LDKで17.5万円です。この家賃相場は新宿区の中でもエリアによって異なり、例えば歌舞伎町のある東新宿や神楽坂周辺ならば、1DKで10.4~5万円。新宿駅から少し離れたエリアの落合ならば9.5万円が相場です。
尚、学生街なら家賃が安いのではと予想していた高田馬場は意外に高く、1DKで11.5万円の家賃相場でした。これは恐らく、一人暮らしに丁度の1DKの需要が高いためと思われます。

各エリアの住みやすさは?

新宿区と一口に言っても、様々な特色を持つ各エリア。その住みやすさはどうでしょうか。
まず歌舞伎町のある東新宿は、住むのは難しいエリアと言えるでしょう。東京23区内でも犯罪発生率が上位のエリアで、なにしろ不夜城のような歌舞伎町では常に何かの騒動が起こっています。とは言え、その騒動を見越して常に警察官が巡回しているという事もあり、逆に安全と言えるかもしれません。
つぎに神楽坂周辺ですが、雑誌にもよく紹介されるような美味しい店が数多くある魅惑のエリアです。しかし、名前にある通り坂が多いエリアでもありますから、足腰が弱い方には向かないかもしれません。
家賃相場9.5万円の落合は、住宅街が多く、高級住宅街もあります。ただし、スーパーなどの商業施設が少ないので、自炊などの面で不便な事もあるかもしれません。
最後に学生街の高田馬場。このエリアは学生に人気のB級グルメ店が軒を連ね、ラーメンの激戦区でもあります。とは言え、駅を少し離れれば、閑静な住宅街が広がっています。